【知 識】シャープとNTTデータ キャッシュレス決済分野で協業開始
シャープとNTTデータは、キャッシュレス決済分野で協業を開始する。第一弾として、CAFIS Arch(※1)対応の決済端末と遠隔管理システムを共同で開発し、2024年秋以降に提供開始する。
シャープは、長年にわたりお客様の生活に寄り添ったさまざまな家電製品やスマートフォン・モバイル機器などを創出するとともに、快適な使用や長期の安定した稼働を支えるサービスやソリューションを提供しています。NTTデータは、2,000社以上の加盟店、120社以上のクレジットカード会社を結ぶ日本最大級のキャッシュレス決済総合プラットフォームCAFISを有しており、全国で85万台以上にものぼる決済端末がプラットフォームに接続され日々利用されています。
今回開発するCAFIS Arch対応の決済端末は、端末を操作するスタッフ側と顧客側に分かれたセパレートタイプで、スタッフ側端末には、コンパクトなボディに6インチの大型ディスプレイを搭載する。限られたスペースにも柔軟に設置できる上、高い視認性と快適な操作性を両立する。
シャープがスマートフォン「AQUOS」の開発で培った基板設計やアンテナ設計などの通信技術に加え、タッチ操作に連動して振動するHaptics技術やのぞき見を抑制するベールビュー技術などを応用し、快適な決済処理を実現する。クレジットカードや電子マネー、QRコード支払いなど、さまざまな決済手段に対応するCAFIS Arch対応端末のラインアップに、両社の強みを生かした信頼性・機能性の高い端末が加わることで、より安心・高性能な端末を選択できる。
保守メンテナンス面では、シャープがEMM(Enterprise Mobility Management ※2)の開発で培った端末の遠隔管理技術を応用し、複数の決済端末の稼働状況を、クラウドを介して一元管理できるシステムを新たに開発する。決済端末の稼働状況をリモートで確認することができることにより、トラブルの未然の防止や万一トラブルが発生した場合でも迅速な解決が可能になる。さらにオプションにより、導入企業は各店舗の端末の状態を遠隔でモニタリングすることが可能になり、より安心して決済端末の運用が行えるようになる。
※1 CAFIS Arch
NTTデータが運営するクラウド型決済サービス
※2 EMM
エンタープライズモビリティ管理
企業が業務で使用するスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を総合的に管理するツール
・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です
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