【環 境】東邦ガス 低コストCO2分離回収技術の確立に向けた実証試験を開始

東邦ガスは、低コストな高性能な吸着材を用いたCO2分離回収技術の確立に向けた実証試験を開始した。

CO2分離回収技術は「化学吸収法」「物理吸着法」「膜分離法」などが存在する。今回の試験は「物理吸着法」の一種で、温度差を利用してCO2を分離回収する「温度スイング方式」のシステム評価・検証を行う。

試験ではSyncMOFと連携して製造した、高いCO2回収能力と耐久性が期待できる吸着材を使用する。さらにCO2分離回収に必要な高温を得るために、顧客工場などで発生する排ガスの熱(排熱)を利用することで、東邦ガスがこれまで取り組んできた他の方法に比べ、電力消費量を約8割削減することを目指す。

同社は中期経営計画のテーマに掲げた「カーボンニュートラルの推進」の取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献していく。


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