【知 識】Carbon EXとアスエネ、北日本銀行 業務提携

Carbon EXとアスエネ、北日本銀行は、3社間で業務提携契約を締結した。Carbon EXは、脱炭素経営に取り組む企業に対し、カーボンクレジットの取引や活用に関する情報提供やコンサルティングサービスを提供し、北日本銀行はCarbon EXとアスエネを通じて、東北地方を中心とする取引先企業の脱炭素経営を支援する。

日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出実質ゼロを達成することを目標に掲げており、企業は脱炭素化への取り組みが急務となっている。財務情報だけではなく、気候関連財務情報(GHG排出量の指標、削減対策、リスク・機会分析など)の開示が求められる大手企業だけではなく、取引のある中小企業もCO2排出量の見える化や削減対策が求められている。

アスエネと北日本銀行は取引先企業のCO2排出量の見える化・削減の取り組みを促進する目的で、2022年7月に業務提携をした。一方、特に脱炭素化が困難な製造業や建設・建築業を中心に、CO2排出量削減価値などの環境価値の購入により、CO2排出量をオフセットさせる「カーボンクレジット売買」の需要が増加している。

Carbon EXは2023年6月に設立されたカーボンクレジット・排出権取引所で、国内外のカーボンクレジットの取引ができるマーケットプレイス型プラットフォームを提供しており、企業の脱炭素化を支援している。

今回、東北地方の脱炭素社会の実現に向けて取り組みをさらに加速させるため、3社は業務提携する。脱炭素に取り組む取引先企業のCO2排出量見える化とカーボンクレジット取引や活用による削減と、地域の脱炭素化を推進する。


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