【知 識】セブン銀行とデジタルワレット 国際送金サービス分野で協業

セブン銀行は、モバイル国際送金サービス「Smiles」を手掛けるデジタルワレットと、国際送金サービス分野での協業について合意した。セブン銀行完全子会社で海外送金サービス「Sendy」を手掛けるセブン・グローバルレミットの発行済み全株式をデジタルワレットへ譲渡し、さらにセブン銀行とデジタルワレットのATM提携契約を締結した。これにより、日本に居住する外国人へのさらなるフィナンシャル・インクルージョンを推進する。

セブン銀行グループは、日本全国27,000台以上のATMネットワークや海外送金サービス「Sendy」等を通じて、外国人の方に向けた便利な金融サービスを提供してきた。またデジタルワレットは2014年の設立以来、Fintech技術開発力とサービスデザイン力により、グッドデザイン賞を受賞したモバイル国際送金サービス「Smiles」を提供している。両社の協業で2024年4月より、日本全国のセブン銀行ATMを活用して、24時間いつでも手軽に送金原資を入金でき、デジタルワレットの「Smiles」によりほぼ即時に全世界200カ国以上へ手元のスマートフォンから送金が行えるようになる。

今後、新型コロナウイルス5類移行に伴う移動制限の解除や労働人口の減少に伴う人手不足の解消に向けた行政の支援が後押しとなり、日本に居住する外国人の一層の増加が見込まれている。そうした背景を踏まえ、デジタルワレットの得意とするテクノロジーとユーザーエクスペリエンス分野の強みと、セブン銀行の持つ全国をカバーするATMネットワークの双方を活用することで、操作性および利便性の高い海外送金サービスの提供が可能になり、居住外国人の生活環境の向上を実現する。


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