【環 境】能美防災 有機フッ素化合物を含まない環境配慮の泡消火薬剤を開発

能美防災は、人体などへの悪影響が懸念されているPFAS(※1)を含まない環境配慮型泡消火薬剤を、新たに開発した。

開発品は高発泡消火設備「インサイドエア Hi-Exシステム Perf-Ex(※2 以下パーフェックス)」用として開発したもので、PFAS含有の水成膜泡消火薬剤を用いなければ高温・高煙濃度である火災環境下において十分な発泡性能や消火性能を確保できなかった従来品に対し、成分の全面的見直しを行うことでPFAS非含有でありながら高い発泡性能と消火性能を持たせる事に成功した。

能美防災は今回の開発をサステナビリティ経営推進にあたり、具体的な課題の一つとして掲げている脱フッ素への取り組みの一環とし、今後も自然環境や社会システムを維持すべく、サステナブルな社会を創ることに挑戦していく。


※1 PFAS

自然界では分解しない、有機フッ素化合物(ペルフルオロアルキル化合物またはポリフルオロアルキル化合物)の総称

※2  インサイドエア Hi-Exシステム Perf-Ex

従来の高発泡消火設備は泡発生機が火災の煙や熱気流を吸い込むと泡の生成を阻害され、発泡倍率が著しく低下する特徴があったが、パーフェックスは泡発生機が火災時の空気を直接吸い込んでも高い発泡倍率を維持する


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