【知 識】ENEOSとEco-Pork 脱炭素・循環型社会実現に向け協業

ENEOSホールディングス(以下 ENEOS)とEco−Porkは、養豚業界を起点とした脱炭素・循環型社会の実現に向け協業していくことで合意し、共同検討を開始した。

養豚業界は飼料や電気・ガス代等の光熱費の高騰、後継者不足等の労働力不足、環境負荷の高さといった課題を抱えている。国内の豚生体由来のGHG排出量(CO2換算)は、約174万トン/年と推定されており(*)、環境負荷の低減は大きな意義がある。また農林水産省は将来にわたって食料の安定供給を図るために、「みどりの食料システム戦略」を策定し、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現することを推奨している。

このような背景を踏まえ、Eco−PorkのICT、IoT、AIを活用した養豚DXと、ENEOSがこれまでに培ってきたエネルギー供給のノウハウや環境価値経営の知見を結集することで、養豚業界の課題解決ならびに「みどりの食料システム戦略」の実現に貢献できると考え、このたびの共同検討の開始に至った。共同検討をより強固に推進するため、ENEOSの100%出資会社・ENEOSイノベーションパートナーズが、Eco−Porkに出資を行い、ENEOSとEco−Porkは、戦略的なパートナーシップ契約を締結した。

*2023年 日本国温室効果ガスインベントリ報告書


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