【知 識】トライアルとNTT SCM最適化実現に向け連携

トライアルホールディングス(以下 トライアル)とNTTは、リテール業界におけるサプライチェーンマネジメント(SCM)最適化実現に向けて、デジタルツインコンピューティングによるサプライチェーンマネジメント(以下 DTC-SCM)の共同検討および研究開発に関する連携協定を締結した。

協定によりメーカ・卸・小売のデータ融合を加速し、DTC技術によってリテール業界の店舗運営効率化・物流効率化・顧客価値向上等の実現を目指す。

トライアルは、流通業界の「ムダ・ムラ・ムリ」をなくすことで社会環境の変革を目指す、リテールDXを推進している。これまでリアルとデジタルの融合により、データとAIを活用した先進的取り組み(※1)を行ってきた。

NTTは傘下のNTTスマートデータサイエンスセンタにおいて、さまざまな産業ドメイン(都市開発、小売、交通、電力、農業、ヘルスケアなど)で、DTCによる価値創造と社会課題解決に取り組んできた。DTCは異なる業界やステークホルダごとに、それぞれ独自のデータに基づきデジタルツインの予測最適化AIを構築し、それらの連鎖(AI間連携)により相乗効果を得ることのできるNTTの技術で、単一のデジタルツインでは実現できない、新しい価値を創造することができる。

トライアルが持つリテール業界の知見・店舗・データ(※2)と、NTTが持つデータサイエンス分野の知見と技術を活かすことで、DTCによるSCM最適化実現を目指す。これによりメーカ・卸・小売のデータ融合を加速し、また商品カテゴリごとに異なるサプライチェーンや購買傾向も加味した最適化実現を目指す。


※1 惣菜自動値下げやAIカメラによる売場状況の把握と顧客行動解析など

※2 商品販売データなど


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