【流 通】山本光学 東急電鉄と「運行業務者用防護めがね」の実証実験開始

山本光学は東急電鉄と共同で、運転士の視認性向上及び疲労・ストレス軽減を目的とした『運行業務者用防護めがね』の実証実験を、2023燃12月18日から実施する。

山本光学は、働く人々の安全を護る「YAMAMOTO」、多くのアスリートの視界を支える「SWANS」の二つのブランドを主軸に、110年以上にわたり「眼を護る」製品の提供を通じて、人々の眼の「安全」「快適」を支えてきた。運転士の視認性向上及び疲労・ストレス軽減を目的とした運行業務者専用の防護めがねの導入を検討していた東急電鉄は、産業安全分野の製品設計やスポーツ事業で得た知見を活かしたクロスオーバーな製品開発ができる山本光学に運行業務者専用めがねの開発を依頼、様々な要望を取り入れたプロトモデルが完成した。

今回の実証実験では、実際の運行での運転士による製品テストを実施し、未着用時と比較した疲労・ストレスの軽減効果や視認性を確認する。実証実験を経たうえで、2024年1月より東急電鉄にて正式採用が予定されており、安全第一な鉄道運行において、運転士や乗務員の安全な視界確保や、疲労軽減、運転台のダッシュボードや信号、計器類が反射して見づらいという現象の軽減や、日中の運転台のパネル、沿線建物のガラス、対向する車両やレールからの反射光が運転席前面のガラスへ映り込むことを低減することで前方の視認性の向上につながることが期待される。


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