【知 識】農林中金とサグリ 農業分野のGHG削減等を目的に連携

農林中央金庫(以下 農林中金)とサグリは、農業分野の温室効果ガス(GHG)削減等を目的とする連携協定を締結した。

両社は衛星データとAIを活用した土壌診断により農地への施肥を最適化し、農業分野におけるGHG削減を促進するとともに、今後、衛星を活用した効率的な可視化やカーボンクレジットの創出に向けた研究・実証を進め、持続可能な農業の実現に向け取り組んでいく。

農林中金は農業の脱炭素の実現には、「農業由来のGHGの効率的な可視化」、「農業者への経済価値の還元」が今後重要になると考え、ステークホルダーとも連携しながら、農業分野における脱炭素の取組みを進めている。

一方のサグリは、衛星データを活用した圃場の解析や管理アプリの開発等を行い、農業経営の効率化や農地由来のGHG削減をサポートし、国内外でのカーボンクレジット創出の研究・実証事業にも取り組んでいる。

今回の提携は双方の強みを活かし、農林中金取引先の農業法人を中心に、環境負荷の低減に資するサグリの土壌解析サービスの普及を促進し、施肥由来のGHGを削減していく。将来的にGHGの効率的な可視化、削減されたGHGに基づくカーボンクレジットの創出を通じた価値実現を行い、農業の成長産業化や持続可能性を一層強化したいとの想いから締結が実現した。

農林中金とサグリは、衛星データの圃場解析技術の活用促進を通じて、世界のGHGの12%を占める農業由来の温室効果ガス削減の取組みを促進し、カーボンニュートラル社会の実現を加速させると同時に食の発展・地域のくらしに貢献していくことを目指す。


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