【物　流】Ｓｐｅｃｔｅｅ　ＡＩ路面状態判別技術の精度向上に向け、実証実験開始

Ｓｐｅｃｔｅｅ、日本気象協会と福井県は２０２０年から実施している路面状況確認カメラで得た画像の解析と気象条件を組み合わせたＡＩ解析による路面状態のリアルタイム判定の実証実験について、２０２１年１２月から本格的なサービス運用に向け、精度向上、路面状態予測を組み合わせた実証実験をおこなう。

福井県では豪雪による雪害、車両のスタックが県民に大きな影響を与えている。２０１８年２月の豪雪では、国道８号で約１，５００台の車両が長時間にわたり滞留し、県内の道路交通に大きな障害が生じた。スタックを引き起こす要因となる道路上の積雪や凍結道路の発生は、道路管理の大きな課題である。

２０２０年度の実験では、カメラのレンズに雪が付着し、路面状態判別の精度が低下するという課題が露見した為、従来の画像判定に加え、日本気象協会が所有する気象データを組み合わせた精度向上を図る。そして、カメラを３台から２０台に増やし、広範囲な地域で実験を行う事で様々な交通量の山間部・平野部等、複雑な条件下での路面状態判別技術の有効性を検証する。

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