【流 通】DNP 博物館の収蔵品の魅力を3次元空間で手軽に可視化するサービス開始

大日本印刷(DNP)は、2022年6月より提供しているDNPコンテンツインタラクティブシステム「みどころキューブ SaaS型」(*1)と早稲田システム開発が提供するクラウド型収蔵品管理システム「I.B.MUSEUM SaaS」(*2)を連動させたサービスの提供を開始する。

みどころキューブ SaaS型は現在までに、美術館・博物館等が所蔵する資料・作品の関係性をキューブ(立方体)状の表現手法(インターフェース)を用い分かり易く可視化し鑑賞するツールとして評価を得ており、全国で540以上の館・機関に導入実績がある(2023年9月時点)。

今回のシステム連動によって、「I.B.MUSEUM SaaS」を導入中の美術館・博物館等は、管理する収蔵品情報の「みどころキューブ」への展開が容易となり、より手軽に収蔵品の魅力を可視化できるようになる。

「みどころキューブ」のコンテンツ公開時には各作品等の解説欄に「I.B.MUSEUM SaaS」の個別ページへのリンク情報を自動的に付加することで、利用者は収蔵品についてさらに詳しく知ることができる。この連動によって「みどころキューブ」の制作作業を簡易化し、業務負荷の軽減につなげる。

博物館法改正(2023年4月1日施行)によって、博物館の事業の一つにデジタルアーカイブの作成と公開が位置付けられるなど、デジタルアーカイブの重要性が高まっている。DNPは引き続き、早稲田システム開発および「I.B.MUSEUM SaaS」を導入する多数の美術館・博物館等と連携し、「みどころキューブ」の活用を通じて、デジタルアーカイブの作成と公開に貢献していく。 また、さまざま分野のデータベースシステムと連動することで、新たな価値の創造や情報の相互利用を促進し、より効果的な情報発信や学びの機会を提供するなど「みどころキューブ SaaS型」の活用機会をさらに広げていく。


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