【知 識】SMFLとアミタHD 廃棄物マネジメントサービス領域で連携

三井住友ファイナンス&リース(以下 SMFL)とアミタホールディングス(以下 アミタHD)は、廃棄物マネジメントサービス領域における協業を推進する目的で「廃棄物マネジメントサービス領域での連携に関する基本合意書」を締結した。

コンプライアンスが特に重視されてきた廃棄物管理市場は大きな変革期を迎えており、(1)労働人口の減少に伴う業務のアウトソーシングと(2)Scope3(※1)やDPP(※2)をはじめとした脱炭素・サーキュラーエコノミー時代におけるデジタル情報活用というニーズが顕在化している。

SMFLとアミタHDの事業子会社アミタは、いずれも産業廃棄物の電子マニフェストなどを含む廃棄物マネジメントシステムを提供しており、上場企業や製造業に多く導入されている。またアミタは廃棄物管理BPO(※3)サービスを提供している。

両社は合意により、それぞれの強みを活かして連携し、同種業務の協働検討および付随するサーキュラーエコノミーを支援する新サービスの共同開発を推進することで、国内事業者のニーズに応えることを目指す。具体的には、廃棄物マネジメントシステムの営業面での協働、運用・システム・サポート面での連携とサービスの向上、アミタが提供している廃棄物管理BPOサービスの幅広い企業への提供拡大および将来的なニーズに即した新サービスの共同開発と提供について検討する。


※1 Scope3

自社の事業活動に関連する他社(サプライチェーン)の温室効果ガス排出量。

※2 DPP

デジタル製品パスポート(Digital Product Passport)のこと。欧州で法制化が進む製品のライフサイクルに沿ったサステナビリティ情報(再生材含有率、CO2排出量、リサイクル情報など)を共有する仕組み。国内でも導入が進む見込み

※3 BPO(Busuiness Process Outsourcing)

企業活動における業務プロセスの一部について、一括して専門事業者に外部委託すること


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