【物　流】Ｓａｎｓａｎ　日本通運の「Ｓａｎｓａｎ」活用事例を発表

Ｓａｎｓａｎは、日本通運における営業ＤＸサービス「Ｓａｎｓａｎ」の活用事例とその成果を、２０２３年１１月９日に発表した。

Ｓａｎｓａｎ導入前、日本通運は営業面で、紙の日報や個人の手帳・パソコンにしか顧客情報が蓄積されず、組織的な管理・活用ができていなかった。取り扱い貨物の多様化や国際情勢の不安定化、自然災害の激甚化などサプライチェーンを取り巻く環境が大きく変化する中で、顧客のニーズが多様化・高度化し、情報の効果的な活用による組織的な営業力の強化が求められていた。そこで、顧客課題の的確な把握と、課題に応じたソリューション提案を実現するため、全社横断の顧客データベースを構築すべくＳａｎｓａｎの導入に至った。

同サービス導入後、全国約１３５０の営業部署に在籍する４０００人以上の営業パーソンをＳａｎｓａｎでつなぎ、導入から４年で１００万件以上の顧客情報を蓄積・共有している。その結果、数日を要していた顧客情報の収集は、今ではＳａｎｓａｎ上で担当者情報や営業履歴、顧客情報まで確認できるため、情報収集から顧客提案までのスピードが大幅に向上するとともに、より深い顧客分析が可能になり、営業力強化を実現した。

また顧客とのやり取りをすべてＳａｎｓａｎに蓄積することで、他支店のベテラン社員が若手社員の営業活動を把握しアドバイスをするなど、社員間のコミュニケーションの場としても活用し、営業力の底上げを実現している。

さらに日本通運では、営業マネジメントの変革に取り組む新部署を立ち上げ、Ｓａｎｓａｎに蓄積された名刺情報の分析によって、顧客との関係性を高める戦略の立案や、ＡＩを活用した「Ｓａｎｓａｎ　Ｌａｂｓ」による効果的・効率的な営業行動分析の洗い出しなど、データ起点の営業戦略の策定に着手している。

日本通運は今後もＳａｎｓａｎに蓄積された情報を活用することで、さらなる営業変革が可能になるとしている。

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