【環 境】UCC 紙カップの口径を統一しプラスチック削減など アイテム数集約

UCCコーヒープロフェッショナルは、飲食に携わる約10万軒の顧客に対して取り扱う資材のうち、バージンプラスチックの年間取扱量は約378tにものぼり、その92%を占める約348tがカップ・リッド(蓋)・ストロー類であることから、飲食店のプラスチック削減に向け、カップ口径を統一しリッドを共通で使用可能にしたオリジナル紙カップを展開する。

飲食店は紙カップの口径が容量や製造メーカーごとにほぼ異なるため、リッドがそれぞれに必要で取扱アイテム数が増えることや、ホットドリンク用の断熱カップや厚紙カップにも、別途スリーブが必要なものがあるといった課題があった。

これに対し同社が展開する製品は、断熱性・耐久性に優れたダブルウォールのエンボスカップの口径を統一することで、飲食店のプラスチック削減をかなえるだけでなく、ストローなしで直接飲める共通の対応リッドとセットで使用することで、ストローやスリーブの使用も含めた取扱アイテム数の削減、それに伴う保管スペースの縮小、サイズの異なるリッドの発注ミス削減などにも貢献する。

今後も同社は、プラスチック削減以上の付加価値を有する製品や、リサイクル・アップサイクルのしくみと合わせた提案を行い、顧客と共に使い捨てプラスチック削減を目指していく。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です