【アジア】山九 サウジアラビアに人材育成・メンテナンス拠点を設立

山九サウジアラビアは2024年12月に、サウジアラビアのジュベールにある工業団地内に人材育成機能を備えたプラントメンテナンス拠点(山九サウジアラビア メンテナンス&ヒューマンリソース・デベロプメントセンター)を設立する。

同センターは研修施設を備える事務所棟と、技能習得や設備のメンテナンス・製作に対応できる作業場を完備したワークショップ棟×4棟の計5棟の構成で、人材育成はサウジアラビア人以外の人材も対象として、基礎教育、技術・技能教育、安全教育など幅広く実践的な教育を実施する。将来的には、中東地域において2000名規模の施工体制を目指し、大型プロジェクトにも対応できる事業基盤を構築する。

ジュベール地域は多くの石油・石化プラントが集積し、今後もメンテナンスニーズの拡大が期待される。ワークショップでは、回転機や静機械、バルブのメンテナンスの他、配管製作、製缶などに対応可能で、立地のメリットを活かしてメンテナンスニーズを取り込んでいく。

山九グループは「中期経営計画 2026」の中で海外事業の拡大を掲げており、同施設は戦略上の重要な拠点となる。2022年にマレーシアに開設した東南アジアの人材育成拠点である「山九テクニカルアカデミー」とも人材の流動化を図っていく。


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