【環 境】商船三井 独企業とe-メタノール利用の共同検討に関するMOU締結

商船三井はドイツのHy2gen Deutschlandと、e-メタノール利用の共同検討に関する覚書を締結した。Hy2gen Deutschlandがドイツのニーダーザクセン州で展開するプロジェクトで2028年より生産予定のe-メタノールについて、大西洋域での海上輸送における舶用燃料としての利用を今後両社で検討する。

e-メタノールは、回収された二酸化炭素と再生可能エネルギーで生成した水素を合成して生成するクリーンエネルギーで、重油などの舶用燃料と比較して、温室効果ガス(GHG)排出量を大幅に削減することができる。

商船三井は「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」を策定し、2050年までのGHG排出量ネットゼロ・エミッション達成を目標に定めている。その達成に向けた主要戦略の一つに「クリーン代替燃料の導入」があり、そのマイルストーンとして、2030年までにLNG/メタノール燃料外航船を90隻投入することを目指している。

メタノール燃料が舶用クリーン代替燃料として世界的に関心が高まる中、今後商船三井グループは、メタノール燃料船の導入を進めるとともにメタノール燃料の供給網構築にも貢献することで、脱炭素化の実現に向けた社会全体の取り組みの一翼を担っていく。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です