【物 流】関東運輸局 車輪脱落事故撲滅のため街頭点検等を実施

関東運輸局は大型車の車輪脱落事故を撲滅するために、2023年10月から24年2月にかけて「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」を実施する。同キャンペーンの一環として、栃木県の矢板トラックステーションで、大型車のナットの緩みを確認する街頭点検を公開で実施し、適切な脱着作業や保守管理を啓発する。

大事故につながりかねない大型車の車輪脱落事故は全国で140件(2022年度)発生している。

関東運輸局は矢板トラックステーションで2023年10月12日に、トルク・レンチを使用して大型車のナットの緩みを確認する。大型車の車輪脱落事故では主に左後輪で起こっているため、左後輪をメインに点検し、運転手の許可が得られた場合には他の車輪のホイール・ナットも確認する。またホイールやボルト、ナット等に目視で確認できるサビや損傷があった場合は、早期の交換など適切な保守管理を啓発する。時間に余裕のない・ナットにキャップが取り付けられている車両の運転手には、啓発チラシ等を配布し、増し締めや日常点検の保守管理の重要性を告知する。あわせてタイヤ専業店向けの講習会でも、車輪脱落事故撲滅について講演を行い啓発していく。


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