【物 流】ヤマト コロワイドの給食事業拡大に向け、持続可能な物流スキーム運用を開始

ヤマト運輸はコロワイドグループの「給食事業」拡大に向けて、ヤマト運輸の3温度帯物流ネットワークを活用した新たな物流スキームの運用を開始した。

コロワイドグループは、外食産業を取り巻く事業環境の変化に対応し、さらなる企業価値の向上を図るため、グループの主力である「外食事業」に加え「給食事業」の拡大に注力している。コロワイドグループのマーチャンダイジングを統括するコロワイドMDとヤマト運輸は、外食産業を取り巻く事業環境の変化に対応した持続可能なサプライチェーンの構築に向け、2023年3月にリードロジスティクスパートナー協定を締結しており、今回の取組はその第一弾。

新しい物流スキームでは、ヤマト運輸の3温度帯に対応したターミナル一体型物流施設と「宅急便」ネットワークを活用し、多頻度小口配送による多様な輸配送ニーズへの対応と安定した出荷・納品を実現する。積載量が少ないチャーター輸送から、「宅急便」ネットワークを活用した輸送に切り替わることで輸送効率を向上させ、GHG排出量の削減にも寄与するとともに、安定した輸送力の確保も実現する。さらに食材の納品時間が当日の早朝から前日の日中に変わることで、業務に余裕のある時間帯に納品・検品が可能となり、翌日分の仕込み時間がさらに確保できるようになるため、給食提供先の生産性向上を実現できる。

今後も両社の知見やノウハウを生かし、「給食事業」だけに留まらない幅広い事業領域への展開を検討していく。


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