【流 通】鹿島 大地震の揺れをリアルに再現・体感できる振動台を開発

鹿島は上下動を含む3次元の地震動をリアルに再現できる体感用振動台「トライデッカー」を開発し、同社の技術研究所西調布実験場で運用を開始した。「トライデッカー」は最大3名が同時に搭乗でき、搭乗者はヘッドマウントディスプレイで360°VR動画を見ながら地震動を体感することで、より没入感の高い体感を得ることができる。

また、以前開発した持ち運びできる振動台「ポータ震」(ポータブル)についても今回機能を向上させ、「ポータ震II」として供用を開始した。

将来の大規模な地震発生に備え、建物で生活する方々の安全・安心を確保するため地震対策が不可欠となっている。一方、建物の地震対策は用途や規模によって多岐に渡り、導入コストも異なる。そのため顧客との合意形成において、「直下型地震」や「長周期地震動」などが建物にどれだけの揺れを生じさせ、また、その揺れに対して制震および免震構造を採用することでどれほどの低減効果が得られるのかを、リアルに体感できる装置が求められていた。


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