【流 通】JR東海 身延・飯田線での電車運行CO2排出量を期間限定で実質ゼロ化

JR東海は南アルプスの自然環境の保全をより一層推進するため、地元の自治体や森林組合等と森林整備に向けた協定を締結し、「南アルプス 育み(はぐくみ)の森」として森林保全活動を支援している。

山梨県富士川町と長野県大鹿村の「南アルプス 育み(はぐくみ)の森」における2022年度の森林保全活動を通じて、各県より認証されたCO2吸収量を、身延線と飯田線の電車運行によるCO2排出量に充当することにより、期間を限定して実質的にCO2排出ゼロにて運転する日を「ゼロカーボンデー」として新たに設定し、各線で実施する。

2022年度のCO2吸収量(実績)は、山梨県富士川町で38.1t-CO2/年だった。身延線の運転用電力によるCO2排出量の約3.9日分に相当する。また長野県大鹿村では84.5t-CO2/年で、飯田線の運転用電力によるCO2排出量の約4.9日分に相当する。

身延線では2023年10月22日を「ゼロカーボンデー」と設定し、身延線全線の電車を実質的にCO2排出ゼロにて運転する。山梨県富士川町の玄関口である身延線・鰍沢口駅構内で開催を予定している「南アルプス 育み(はぐくみ)の森」と中央新幹線に関するパネル展示にあわせて「ゼロカーボンデー」を設定する。当日は身延線での「ゼロカーボンデー」キックオフを記念して、静岡駅〜鰍沢口駅間に臨時特急「ゼロカーボン富士川」号を運転する。なお、2024年春に改めて「ゼロカーボンデー」を1日分設定を予定している。

飯田線では2023年9月24日と10月7日に沿線で開催する「さわやかウォーキング」にあわせて「ゼロカーボン デー」を設定する。また11月18日頃から飯田線利用者向けに「ゼロカーボンデー」を設定する。

JR東海は「ゼロカーボンデー」のロゴマークを新たに設定し、イベントのパンフレットやHP等でも案内していく。


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