【流 通】JTBデータサービス  「障害者の就労・教育支援サービス」を開始

JTBデータサービス(以下 JDS)は、障害者の雇用・活躍促進に向け、バーチャルオフィスでつなぐ「障害者の就労・教育支援サービス」を2023年8月に開始した。

「障害者の就労・教育支援サービス」は障害者の長期的な就労・活躍を目的に、採用後の一定期間をJDSオフィス内で就業し、スキルと業務経験を向上させて雇用会社で活躍するために支援する。初めての職場環境と、新たなスキルの習得を求められ不安が重なる時期に、障害配慮を含めた精神的なサポートとスキル教育を提供することで就労定着につなげる。さらに雇用会社とバーチャルオフィスでつなぐことにより、障害者と雇用会社とのコミュニケーションを継続的かつ円滑に行うことができる。

サービス導入予定のクライアント企業は、営業担当者が資料作成に相当の時間を費やしており、営業時間の確保が課題となっていた。一方でこの業務は一定程度のPCスキルと経験を積んだ社員が営業担当者と連携することにより、業務効率化が可能になる。PCスキルを有する社員の採用についてJDSが相談を受ける過程で、「障害者の就労・教育支援サービス」の着想と実現に至った。

採用後の初期段階で、就労支援に加え、社員教育を集中してサポートすることで、社員が辞めずに活躍しつづけるという傾向がある。本人同意のもと、一定期間をJDS内で勤務しながら必要なスキルを学び、育成する仕組みを構築した。同時に社員と雇用会社とのコミュニケーションを継続的に図るため「バーチャルオフィス(Meta Life)」も導入した。

これにより障害者への就労・教育支援のみならず、サテライトオフィスが課題とされていた雇用会社と、遠隔地で働く社員の円滑なコミュニケーションも、障害の垣根なく実現させることができる。将来的には完全在宅勤務の実現も視野に入れている。


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