【アジア】鹿島建設とパナソニック　シンガポールにオフィス空間の実証施設を開設

鹿島建設とパナソニック　エレクトリックワークスは、鹿島建設が２０２３年８月にシンガポールにオープンした新社屋「Ｔｈｅ　ＧＥＡＲ」に、空間や設備機器が働く人に与える効果を実証する「Ｃｏ．ｗｏｒＸｌａｂ」（コワークスラボ）を開設した。

鹿島建設はこれまでシンガポール内に点在していたグループ会社を「Ｔｈｅ　ＧＥＡＲ」に集約し、建設・開発の事業部門と技術開発部門とのシナジー効果をより一層発現させ、新たなビジネスを創出していく。また「Ｔｈｅ　ＧＥＡＲ」内に鹿島技術研究所のシンガポールオフィス「ＫａＴＲＩＳ」（Ｋａｊｉｍａ　Ｔｅｃｈｎｉｃａｌ　Ｒｅｓｅａｒｃｈ　Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ　Ｓｉｎｇａｐｏｒｅ）を開設し、シンガポール国内の政府機関や大学、民間企業などとのオープンイノベーションを推進していく。

パナソニック　エレクトリックワークスは空間ソリューション事業推進の一環として、Ｗｅｌｌｂｅｉｎｇなオフィス環境づくりを目指し、光・音・映像・空気などを用いた空間のパッケージ提案を推進している。

このような背景から両社は「Ｔｈｅ　ＧＥＡＲ」の３階フロアに、空間ソリューションをベースとした、社内外のステークホルダーも交えた新たな価値を創出する共創スペース「Ｃｏ．ｗｏｒＸｌａｂ」（コワークスラボ）を開設し、空間や設備機器が働く人に与える効果を多様な国籍の人が集まるシンガポールにおいて多角的に実証することとした。各設備機器から取得可能なデータを各社が利活用することで、今後の研究開発に活かしていく。

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