【アジア】丸紅 インドネシアのオンライン医療サービスに事業参画

丸紅はインドネシアで2020年より運営するデジタル母子手帳サービス「Diary Bunda(ダイアリーブンダ)」を、インドネシア最大規模のオンライン医療サービスである「Alodokter(アロドクタ—)」に統合するとともに、Alodokterを運営するRanelaghへ出資し、事業参画した。

インドネシアでは、年間出生数500万人に対して約30%が発育不良等の問題を抱えているとも言われており、出産や育児に関する保護者の知識不足が社会課題となっている。Diary Bundaは丸紅グループの開催する社内公募型ビジネスプランコンテストにおいて初めて事業化した案件であり、スマートフォンアプリを通じて質の高い医療情報、コンテンツを提供している。妊婦、母子等に必要な知識の定着と発育状況の記録を促すことで、社会課題解決に寄与し、アプリの月間ユーザー数10万人、インドネシアにおけるGoogle Play Storeの出産・育児カテゴリではダウンロード数トップ5に入るまでに成長した。

Alodokterはインドネシアにてオンライン医療診療、病院予約、保険、医薬品販売等の医療サービスを提供するプラットフォームとして2014年よりサービスを開始した。人口増加、高齢化、経済発展によるヘルスケアニーズの拡大に伴う医療インフラ不足や医療サービスの地域間格差等の社会課題の解決に寄与し、その利便性や信頼性の高さが評価され、月間ユーザー数3,000万人、提携医師数10万人と、インドネシア最大規模のオンライン医療サービスとなっている。

今回、Diary BundaをAlodokterに統合しDiary Bundaのサービスをさらに普及させるとともに、両サービスの強みを活かし成長を加速させることで、より幅広い医療ニーズに対応していく。

丸紅はインドネシア最大の民間病院グループPT Siloam International Hospitals Tbkにも事業参画しており、今後もオンライン・オフラインの両面でインドネシアの医療インフラを支える。


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