【環 境】飯野海運と電源開発 石炭専用船に風力推進補助装置ローターセイル搭載

飯野海運と電源開発は、石炭専用船「YODOHIME(2016年2月竣工)」にフィンランドのNorsepower製のローターセイル(風力推進補助装置)を搭載することに合意した。飯野海運としては大型ガス船(VLGC)に続く2例目であり、石炭専用船への搭載は世界初の事例で、同船への搭載は2024年7~9月頃を予定している。

今回搭載するローターセイル(高さ24m×直径4m)は、フレットナー・ローターの原理と最新技術とを融合したものであり、甲板上に設置された円筒帆を回転させることで、風によるマグヌス効果で推進力を生み、航海最適化システムとの併用で、約6~10%の燃料消費量および CO2排出量の削減が見込まれている。


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