【物 流】ロジスティード 物流センターの在庫適正化を支援するサービスの提供開始

ロジスティードは物流センターの在庫適正化の支援を目的に、在庫管理におけるデータ分析の自動化、AIやシミュレーションによる分析の高度化・見える化を可能にする新サービス「SCDOS協調型在庫コントロール支援サービス」の提供を開始した。物流センターの在庫管理に関わる顧客の物流本部・商品本部や、取引先などのステークホルダーをデジタルで繋ぎ、データに基づいた在庫適正化を推進する。

DWH(Data Warehouse ※)を構築することにより、これまで担当者が各拠点の物流実績データを加工・集計していた作業プロセスを自動化し、鮮度・精度の高いデータで物流センターの現状を可視化する実績管理モニタ、WMSの入荷実績から推定したアイテムごとの発注ロットや発注サイクルなどを考慮して、AI・シミュレーション技術の活用による需要予測・在庫シミュレーションし、理想的な在庫推移を計算、削減可能な在庫を可視化する在庫分析モニタ、店舗の販売実績や特売計画に基づき、翌週の発注パラメータをアイテム別に計算し、在庫基準や発注点数を参考情報として提供する特徴を備えている。

2021年7月より杏林堂薬局の物流センターを対象とした実証実験を行い、熟練担当者のデータ集計・加工・分析業務を月あたり25時間削減できること、物流センターの在庫を6~15%削減できる見込みを確認し、2023年度よりサービス提供を開始した。

ロジスティードが持つIT技術と、3PLプロバイダーとして培ったDX実行力を融合し、物流戦略の意思決定から現場オペレーションの変革まで、幅広いメニューで顧客のサプライチェーンの最適化を支援していく。


※ DWH(Data Warehouse)

さまざまなシステムから大量のデータを収集し、整理して保存する「データの倉庫」


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です