【環 境】明治 十勝工場でメタンバイオガスをエネルギーとして利用

明治はチーズ生産時に発生するホエイ(乳清)残さ廃棄物削減のため、ホエイ残さをメタン発酵し排水処理する設備を十勝工場に導入する。2023年6月に着工し、2024年4月に稼働を予定しており、設備導入により十勝工場における年間産業廃棄物量の54%の削減とCO2排出量の5.9%の削減を見込んでいる(2021年度比)。

同設備は、チーズ生産時の副産物であるホエイからホエイプロテインパウダーを製造する際に発生するパーミエイト(膜ろ過透過液)をメタン発酵処理する設備で、メタン発酵と既設好気処理の並列ハイブリッド仕様の設備とすることで、発生するメタンバイオガスを工場内のエネルギーとして利用できるほか、既設の排水処理設備の電力量の低減が可能となる。

メタン発酵と既設好気処理の並列ハイブリッド仕様の設備は明治で初めての導入される。ビールおよび飲料工場で多くの導入実績がある栗田工業の装置を採用している。


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