【環 境】アサヒ飲料 CO2を吸収する自販機活用の資源循環モデルの実証実験を開始

アサヒ飲料は自動販売機の庫内にCO2を吸収する特殊材を搭載したCO2の資源循環モデルの実証実験を開始する。

自動販売機は通常、周辺の大気を吸いこみ、それを利用して商品を冷やしたり温めたりしているが、同機は庫内に搭載した特殊材が大気中のCO2のみを吸収する仕組みである。CO2を吸収しても自動販売機の稼働に影響はなく、大気中のCO2を吸収する木と同じような役割を果たすため、脱炭素社会の実現に貢献する。1台当たりのCO2吸収量は稼働電力由来のCO2排出量の最大20%を見込んでおり、スギ(林齢56~60年)に置き換えると約20本分の年間吸収量に相当する。

自動販売機から吸収したCO2は、肥料やコンクリートなどの工業原料に活用し、国内初の取り組みとして脱炭素社会の実現に貢献する。大気中のCO2の吸収を可能にした自動販売機と、その自動販売機を活用したCO2の資源循環の取り組みは、ともに特許出願中である。

アサヒ飲料は自動販売機を通して環境負荷低減に貢献する取り組みにより、100年先のサステナブルな地球を目指していく。


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