【流 通】アデランス 大分大学病院に開設された「ケアメイクルーム」に自社ブース設置

アデランスは大分大学医学部附属病院内に日本で初めて設置された、外見ケアの提供を行う「ケアメイクルーム」に、自社ブースを設置した。

近年の医学の進歩によりがんや生活習慣病の予後が改善するとともに、疾病や治療によって生じる皮膚や爪など外見上の変化は大きな問題となっており、社会生活の質(QOL)を向上する外見ケアの重要性がますます高くなっている。

新設されたケアメイクルームは、患者のQOL向上を目的に、患者とその家族、地域住民など幅広い方に、外見ケア・化粧療法などを総合的に提供する場を目指して構想された。国際化粧療法協会が運営を行い、まずは外見ケアに関する情報の提供と化粧品の展示から開始し、ケアネイルなどの施術(2023年6月頃を予定)、化粧品紹介(販売構想)と化粧療法研修など段階的に展開していく。

アデランスは、これまで医療用ウィッグの開発や病院内ヘアサロンの運営を通じて、患者の外見ケアをサポートする活動に取り組んできた。今回、日本初となるケアメイクルームと、ヘアサロンこもれびの連携を図るべく、アデランスブースが設置された。同社ブースでは、医療用ウィッグに関するパンフレットを設置・配布するほか、ブラインドメイク(※)を広める活動を行う日本ケアメイク協会と共同で開発したユニバーサルデザイン(UD)化粧パレット『BLINDMAKE UD パレット(ブラインドメイク ユーディーパレット)』や、頭皮用保湿ローション『HairRepro MEDIα(ヘアリプロ メディアルファ)』など、外見ケアに関する商品を展示する。


※ ブラインドメイク

元来「メイクに夢中」という意味で作られた俗語だが、視覚障害者が鏡やブラシを使わずに指を用いて自分自身でフルメイクが出来る化粧技法のことを示す意味で使われている


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