【物 流】東芝インフラシステムズ 倉庫運用管理システムの新製品の提供開始

東芝インフラシステムズは、人の作業を管理する倉庫管理システムと機械の制御を管理する倉庫制御システムを連携させる倉庫運用管理システム(WES:Warehouse Execution System)の新製品の提供を開始した。従来のシステムより出荷オーダー最適化と需要予測・進捗未来予測を強化することで、人と機械のベストマッチが実現され、物流現場の最適化に貢献していくとしている。

倉庫現場では刻々と状況が変わる中、締切り時間を遵守する必要があり、限られた人員で高負荷な作業を続けなければならない。このため、荷物の入出庫や在庫管理といった人が行う作業を管理する倉庫管理システムや荷降ろし・搬送等のロボットの導入や、ロボット・コンベヤー・ソーターなどの機械を制御する倉庫制御システムの活用が進んでいる。

物流現場の人と機械の稼働状況データを収集して見える化・蓄積・分析を行うことで、作業完了時間を予測して適切なリソース配分を指南するなど、現場の課題解決につながり倉庫全体の運用を最適に計画・実行できるようになる。

今回、倉庫管理システムから受信した出荷指示の処理順を並び替えることで、搬送された棚1台からピッキングできる件数を向上させる出荷オーダー最適化機能のほか、過去の実績データを元に当日に受信する明細数を予測して当日の作業終了時間と次の1ヶ月間の作業量を予測する需要予測・進捗未来予測機能を強化した。

東芝インフラシステムズはサービスの強化に向けて、今後さらなる見える化、分析・予測、最適化の適用範囲の拡大や、高付加価値サービスの提供に向けて、東芝研究開発センター、生産技術センター、東芝デジタルソリューションズと協働を続け、物流ソリューション事業の強化を進める。


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