【環 境】東急不 オフィスビルで回収した使用済みクリアファイルを貸出傘に再生

東急不動産はサエラと協業し、オフィスビル26物件の入居企業から回収した使用済みクリアファイルを傘の柄に再生し、それを活用した貸出傘を入居企業のワーカーが利用できる、資源循環型のプロジェクトに取り組んだ。使用済みクリアファイルの回収と再資源化は、アスクルが運営する「アスクル資源循環プラットフォーム」を活用した。

使用済みクリアファイルを2022年2月から2023年1月までの1年間で1,014kg(約50,000枚相当)回収し、うち250㎏を傘の柄のリサイクル素材(再生ペレット)として活用、残り764kgは再生プラスチックとしてアスクルの新たなプライベートブランドのシリーズである「Matakul」にてリサイクル活用された。

今回のプロジェクトでは、使用され不要となったクリアファイルを単なるゴミとして廃棄せずに傘へと再生し、その傘を貸出傘として入居企業のオフィスワーカーへのサービスとして還元することはもちろん、ゴミの分別について意識を促すことも企図している。また『環境で選ばれる商業施設・オフィスビルに向けたプロジェクト』の第2弾の取り組みであり、第1弾の「工事廃棄物の削減・再利用に向けた協業体制の構築」に続くものである。

今後も中期経営計画で掲げた環境ブランドを高めることを目的に、3つの軸(脱炭素社会、循環型社会、生物多様性)をステークホルダーとの共創を通して、環境問題の解決に向けた取り組みを加速していく。


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