【環 境】電源開発 豪州でカーボンニュートラルに向けた社会実装の共同検討を開始

電源開発(以下:Jパワー)とセントラルクイーンズランド大学は、地域産出の産業副産物(以下:地産素材)を多量使用した低炭素素材(コンクリートの代替材料)を開発し社会実装すること、また、その結果期待される素材由来CO2の低減や同素材表面に付着する海藻類によるブルーカーボンにより、地域環境問題解決の一助とするための共同検討を行うこととし、Jパワー本店で覚書を締結した。

共同検討では、地産素材を活用した低炭素で生物の共生を促進できる素材開発と海洋ブロックの社会実装を進めていくことや、その活用によりコンクリート関連工事から発生するCO2を低減し、また、海藻類の付着により固定されるCO2(ブルーカーボン)を増加させる手法を構築し試行していくこととなる。

これらを2032年のブリスベンオリンピックまでに社会実装することで、カーボンニュートラルに向けた各種取組みを世界にアピールすることを目指している。

Jパワーはエネルギー供給におけるカーボンニュートラルの実現に向け2021年2月に「J-POWER"BLUE MISSION 2050"」を公表し、関連する技術開発に取り組んでいる。日本国内では低炭素素材である「Jブルーコンクリート」を用いたブロックによる海域実証試験を行っており、2021年度には、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合が発行する「Jブルークレジット」を民間施設では国内第1号として取得した。


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