【アジア】明治 海外で「きのこの山」「アポロ」製造ライン稼働開始

明治はチョコレート菓子などを製造・販売するメイジセイカ・シンガポールに投資し、海外初の「きのこの山」「アポロ」の製造ラインが2022年12月に稼働した。メイジセイカ・シンガポールの主力商品である「ハローパンダ」や「ヤンヤン」などは約40カ国で販売されている。今回の投資により菓子の供給体制を強化し、日本で長年愛され、海外でも需要が伸びている商品を供給し、海外における菓子事業のさらなる拡大に取り組む。

日本でのロングセラーブランド「きのこの山」、「アポロ」(1975年、1969年発売)は海外でも長く販売されており、ユニークな形とおいしさから世界中で親しまれている。これまでこの2品については、日本で製造した製品を海外へ輸出・販売していた。そのため、海外の食品法規との違い(例:ハラル認証など)により、一部の国へ輸出・販売が出来ないことが課題になっていた。今回メイジセイカ・シンガポールで製造することによって、これらの課題を解決し、さらに多くの国への供給が可能になる。シンガポールの地理特性も活かし、周辺のアジア(東南アジア、東アジア)、オセアニア、中東を中心に供給エリアを拡大し、順次ヨーロッパ、米国などへも拡大も予定している。

供給する国にあわせて「きのこの山」は「Chocorooms(チョコルームス)」、「アポロ」は「UPROLL(アップロール)」という名称でも販売している。ハラル認証に対応した「きのこの山」「アポロ」も展開していく。


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