【物 流】JR九州と鹿児島県 新幹線を活用した物流の推進で連携協定を締結

九州旅客鉄道(JR九州)と鹿児島県は、新幹線を活用した物流の推進による鹿児島県産品の販路拡大と販売促進を図るため、連携協定を締結した。

両者は連携協定を締結することにより、新幹線を活用した物流の推進に伴う鹿児島県産品の販路拡大及び販売促進を図り、地域経済の活性化に資するとしており、地域間相互物流の創出・活性化やモーダルシフトの推進等において連携を深める方針を示している。

今後の連携内容として、鮮魚を中心とした鹿児島県産品の流通促進・販路拡大に向けた協業を掲げており、新幹線による即日輸送のスピードを活かして、当日朝に水揚げされた水産物や旬の農林水産物を鮮度の高い状態で大都市圏(福岡地区、大阪地区など)へ運び、地域振興への貢献を目指す。そのほかにも従来の流通体制では実現が難しい「即日輸送」を列車のネットワークを活用して実施することで、生産者・運び手・消費者すべての関係者にプラスとなる取り組みを推進する。

また、新幹線での物流量の拡大及び物流拠点(出発駅・到着駅を含む)の整備や必要人員の検討のため、県産品の大ロット輸送(200箱~/便)についても実証実験等を通じて検証に取り組むとしている。


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