【流 通】ローソン コミュニケーションボードのデータをホームページ・アプリ内で公開

ローソンは、聴覚に障がいのある方などが買い物をされる際に活用できる「耳マーク」(※)を表示した「コミュニケーションボード」のデータを、2023年3月1日からローソン公式ホームページおよび公式アプリ内に公開する。

公開したコミュニケーションボードを利用者自身がスマホ等で表示することで、レジカウンター周りの商品の購入やサービスの利用をスムーズに伝えることができるようになる。またPDFデータをプリンタなどで出力して活用することもできる。

今回公開した「コミュニケーションボード」の項目は、聴覚障がいのある社員および全日本難聴者・中途失聴者団体連合会の意見を参考に、買い物時の困り事を中心に選定した。聴覚に障がいのある方の多くは、相手の身振りや口の動きを見て会話を理解されており、コロナ下で店員とのコミュニケーションに不便を感じている。ローソンは、そのような買い物時の不便を解消するため、2022年8月から全国のローソン店舗(13,975店舗:2023年1月末/「ローソンストア100」を除く)で、レジ袋やカトラリー、レンジでの温めの有無を指差しで確認できるシートをレジカウンターに貼付し、買い物時のコミュニケーションのサポートを開始している。また全国の自治体や利用者からの要望を受け、2022年11月からは指差しシートのデータを公式ホームページに公開し、自由に使えるようにしている。指差しシートが多くの利用者から「安心して買い物ができる」などの反響をえたため、指差しシートでは補えていない項目を記載した「コミュニケーションボード」を作成した。


※ 耳マーク

全日本難聴者・中途失聴者団体連合会が保有するマーク。聞こえが不自由なことを表すと同時に、聞こえない人、聞こえにくい人への配慮を表す。鉄道会社や銀行、劇場の窓口などでも設置が広まっている。

なお、今回の耳マーク公開にあたっては、全日本難聴者・中途失聴者団体連合会より許諾を得ている


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