【物　流】ドコマップ　車両動態管理システムにＳＩＰ物流情報標準ガイドラインを導入

ドコマップジャパンは自社開発した車両位置情報管理システム「ＤｏＣｏＭＡＰ（ドコマップ）」に、戦略的イノベーション創造プログラム（ＳＩＰ）スマート物流サービスで策定された「物流情報標準ガイドライン（※）」のデータ項目定義を導入し、２０２３年２月よりサービスを開始する。

ＤｏＣｏＭＡＰは、これまでも車両の位置情報のほか、用途に応じて会社情報や車両情報、運転手情報を登録・管理し、データとして出力することができたが、他社のサービスとの連携時において、異なる情報項目を統一させる必要があった。今回、出力するデータ情報項目に、物流情報標準ガイドラインのデータ項目定義を活用することで、企業ごとに異なっていた情報項目が統一化され、荷主や運送業者といった外部企業とのデータ共有が容易になる。これにより、提出書類や通行許可申請などにおいて、データの活用幅が広がることが見込まれる。

物流情報標準ガイドラインに準拠するメッセージとデータ項目として、「法人基本情報」（法人番号、会社名、住所など）、「車両情報」（自動車登録番号、運輸支局名、車両種別など）、「運転手情報」（社員番号、免許種類、フォークリフトなど）があり、今後より多くの企業が導入することで、サプライチェーンの最適化や物流ＤＸ、ＳＤＧｓやＥＳＧなどの環境配慮への取り組みにも繋がることが期待される。

※ ＳＩＰ物流情報標準ガイドライン

内閣府が進める「戦略的イノベーション創造プログラム」の対象課題の一つとして、広い範囲のデータ連携や情報共有化などによる物流の効率化・生産性向上を実現するサービスの提供を目指す

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