【物 流】ブリヂストン ゴム製ピッキングロボ開発でアセントロボティクスと業務提携
ブリヂストンはアセントロボティクスと資本業務提携した。今後、ブリヂストンのソフトロボットハンドとアセントロボティクスのAIソフトウェアを組み合わせたピースピッキングロボットシステムを開発し、その実用化を目指していく。
近年、Eコマースの拡大や少子高齢化に伴う労働力不足のほか、COVID-19に起因する非接触化ニーズの高まりを受けて、物流業界では作業の自動化が求められている。同社ではゴム人工筋肉の開発を行っており、人工筋肉を搭載したロボットを用いたピースピッキングの自動化を目指している。
ゴム人工筋肉は柔軟性、耐衝撃性、軽量・高出力といった特徴があり、ソフトロボットハンドの「指」の部分にゴム人工筋肉を搭載することで、様々な形・硬さ・重さのモノを「いい感じ」につかむことができる。
資本業務提携を通じて、ブリヂストンがソフトロボットハンドの「手」を担当、「目」と「頭脳」をアセントロボティクスのAIソフトウェア群が構成するピースピッキングロボットシステムが開発する。これにより物流現場でロボットが即座に対象物を認識・判別して多種多様なモノを「いい感じ」につかむことで、対象物や状況に応じて自律的に作業することが可能となる。
今後、ブリヂストンは同システムを物流に関わる事業者等に提供していく予定で、現在はヒトの器用さに依存している物流現場でのピースピッキングの自動化の実現を目指していく。
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