【物 流】DNPグループ会社 西日本フードと共同でリモートアルコールチェック実施

大日本印刷(以下 DNP)とグループ会社のDNPアイディーシステム(以下 IDS)は、西日本フードと共同で、リモートによる運転手のアルコールチェックと点呼業務を行う実証実験を2023年2月1日から開始する

スマートフォンにアルコール検知器を接続することで、短時間でアルコールチェックできる「DNP安全運転管理アプリケーションmamoru」を併用し、さまざまな業務形態に応じたアルコール検査の運用と管理方法を検証する。

西日本フードは2019年から、運転手のアルコール検査と点呼を「DNP安全運転管理サポートシステム(VD-3)」を使用し、対面で実施してきたが、オフィスに立ち寄らない運転手への対応や記録の保存に課題を抱えていた。

さらに2022年4月より道路交通法施行規則が改正され、白ナンバー車両を保有する事業者でも目視での運転前後のアルコールチェックと記録の1年間保管が義務化された。また、半導体不足等の影響を受け、当面の間は延期となっているが、アルコール検知器を使用した確認が同年10月より義務付けられる予定(※)であった。

DNPとIDSが開発したスマートフォンにアルコール検知器を接続して、短時間でアルコールチェックができる「DNP安全運転管理アプリケーションmamoru」は法令遵守がより一層求められるなか、同サービスの利用によって、社員の無免許運転(不携帯・有効期限切れ)や飲酒運転等を未然に防止し、さまざまな業務形態に対応したアルコール検査の運用・管理をサポートできる。

今回の実証実験では、出張などオフィスに立ち寄らずに社用車を使用する社員を対象に2023年2月1日からの2か月間で、同サービスを使用し、リモートによるアルコールチェックや健康状態等の確認、運転免許証を使用した本人認証や有効性の確認、なりすまし防止機能や通信状況による障害の有無、記録の保存や管理の簡便さなどの検証などを行う。

DNPとIDSは、営業・配送・保守などで車を利用している白ナンバー事業者を含む企業全般に向けて同システムを販売し、2026年度までに累計10億円の売上を目指す。

※ 2022年9月14日の警察庁パブリックコメントより


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