【物 流】日本郵船 船陸間の通信で衛星通信サービスのトライアル利用開始

日本郵船はSpace Exploration Technologies(スペースX)が運営する衛星通信サービス、Starlink(以下 スターリンク)のトライアル利用を開始した。

現在、船陸間の通信は高軌道の衛星を利用しており、船上での通信速度は陸上に比べて遅く、通信速度を上げるには高額な大容量通信を使用する必要があるが、スターリンクは低軌道衛星を利用しているため、従来の通信と比べて高速で低額な大容量通信が可能となるとしている。

日本郵船によると、船上で働く乗組員が陸上の家族や友人とのコミュニケーションを円滑に図ることができ、福利厚生の拡充による労働意欲の維持・向上が期待できるとしている。また船陸間でビデオ会議が出来るようになることで、メールや電話に頼っていた従来の業務連絡がスムーズになり、機器の不具合・トラブル発生や、乗組員への遠隔医療などの際に、リアルタイムに陸上支援を得ることができ、安全運航に繋がるとしている。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です