【アジア】国際協力銀行 タイ輸出入銀行と覚書締結

国際協力銀行(JBIC)はタイ輸出入銀行(略称 EXIM Thailand)との間で、タイ国内及びメコン地域における連結性及び脱炭素化等の促進に向けた協力関係の強化を目的とする覚書を締結した。

タイはメコン5ヶ国(タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)による域内の経済社会開発を目的としたエーヤワディ・チャオプラヤ・メコン経済協力戦略(ACMECS:Ayeyawady-Chao Phraya-Mekong Economic Cooperation Strategy)の取り組みを主導すると共に、ポストコロナの持続可能な成長モデルとしてバイオ・循環型・グリーン経済モデル(BCG:Bio-Circular-Green Economic Model)を国家戦略に据え、同経済モデルをメコン地域を含む地域経済に拡大することで、長期的かつ持続的な成長の実現を目指している。

EXIM Thailandは1993年9月に国際貿易及び投資の支援を目的として設立された国営金融機関で、ACMECSやBCG経済モデルといったタイ政府の方針等を踏まえ、タイ国内及びメコン地域を中心とする国内外の事業に対するファイナンスを行っていく方針を掲げている。今回締結した覚書はタイ国内及びメコン地域における連結性及び脱炭素化等の分野でのJBICとEXIM Thailandの協働を促進すると共に、当該地域における日本企業による事業機会の拡大を後押しする。

JBICは今後も日本の公的金融機関として、海外の公的金融機関等とも連携しつつ、日本企業による各種プロジェクト等への参画を支援することにより、日本の産業の国際競争力の維持・向上、日本にとって重要な資源の確保及び地球環境保全に向けた取り組みを金融面から支援する。


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