【環 境】三菱ガス化学 水素ステーションおよび燃料電池フォークリフトの運用を開始

三菱ガス化学は同社新潟工場に建設していた水素ステーションが完成し、水素を使った燃料電池フォークリフト(以下 FCフォークリフト)の運用を2022年10月より開始した。

この水素ステーションはPDC Machinesの燃料電池フォークリフト用水素発生充填設備「シンプルフューエル」で、純水水電解水素発生器を用いて、最大99 Nm3/日(8.8 kg/日)の水素を製造する。三菱ガス化学新潟工場は同年4月より非化石証書を購入しており、実質再生可能エネルギーを活用した。

FCフォークリフトは豊田自動織機の2.5t積と1.8t積を7台導入し、工場内の荷受け作業に利用を開始した。従来のエンジン式、バッテリー式のフォークリフトと比較して、優れた環境性能と高い利便性を有しており、稼働中のCO2排出ゼロ、短時間での燃料補給が可能である。これによりCO2排出量は最大で年間18.2t削減される。加えて、トヨタ自動車の水素を使った燃料電池自動車2台を社用車として使用する。

水素ステーションならびにこれらの車両の導入によって水素利用のすそ野を広げ、同社が目標として掲げる2050年カーボンニュートラル達成に向けた取り組みとして、水素価値の浸透と実証を図る。


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