【流 通】凸版印刷 図書館・書店向け絵本おすすめサービスの提供開始

凸版印刷は子どもの個性に合った最適な絵本を選書する図書館・書店向けサービス「conocoterrace(R)(読み:コノコテラス)for Library」を開発した。

同社は2018年より独自に開発した8つの脳力指標(※)に基づいた個性診断で「conocoterrace(R)を提供している。そのアンケート回答による個性診断に、導入施設が保有する絵本を年齢別・個性別に分類・登録できる「選書登録機能」を付加した。施設スタッフの選書ノウハウを活かし、利用者の個性にぴったりな絵本を提案することができる。2022年11月22日より図書館を運営する自治体や企業、書店などに向けて提供を開始した。

「conocoterrace(R)for Library」の活用により、従来は施設スタッフが個別対応していた絵本案内を効率的に実施することができる。また図書館や書店の膨大なラインナップからどの絵本を選んでよいか分からないという利用者側の悩みも解消する。提供開始に先立ち、2022年8月に静岡県にある袋井市立図書館で実証実験を実施し、サービスを体験した利用者の9割が図書館への再来館意向を示し、来館促進への有効性も実証された。


※ 8つの脳力指標

1980 年代にハーバード大学・ハワードガードナー博士が提唱した知性の8分類を始め、最新の心理学や脳科学の知見を集約し、早稲田大学教育・総合科学学術院 本田恵子教授の協力のもと、凸版印刷が独自に開発された指標。具体的には①視覚・空間、②身体・運動、③音楽、④対人、⑤内省、⑥論理・数学、⑦言語、⑧自然・博物学


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