【環 境】花王 和歌山下津港RORO船定期航路化で製品安定供給と環境負荷低減

花王は和歌山工場から首都圏への製品輸送に、トラックの運転車両を切り離してトレーラー(貨物部分)のみを運搬するRORO船を利用することにより、トラックドライバーの長時間・長距離輸送の負担を軽減し、CO2排出量削減など環境負荷の低減を進める。

花王は積み荷の移動にクレーンが不要で、災害時の支援物資などの輸送に有効なRORO船の定期航路化を進める和歌山県と連携し、和歌山市近隣企業や運送会社と協力して2022年6月に試験輸送を実施した結果、2022年10月8日から毎週土曜日の定期航路として就航が実現した。

この取り組みでは、和歌山工場から約1kmの和歌山下津港において、製品を積載したトレーラーを愛媛県の大王海運が運行するRORO船に積み込み、ドライバーは運転車両を切り離して下船、トレーラーのみ千葉中央港へ海上輸送する。千葉中央港に到着後は別のトラックドライバーが運転車両をトレーラーに連結して、沼南(千葉県)、岩槻(埼玉県)、八王子(東京都)、川崎(神奈川県)の各物流拠点へ輸送する。

安定した輸送能力を確保するためには、トラックドライバー不足対策と労働環境改善への対応が重要である。今回の取り組みにより600km近い距離を無人で輸送することができ、陸送距離が短くなることでドライバーは日帰りで運行が可能となる。運送費用は一部輸送ルートでは増加するが、CO2排出量を年間355トン削減できる見込みである。

花王は資源や環境への負担が少ないESG視点でのよきモノづくりを推進し、人々のこころ豊かな暮らしと、持続的に発展し循環する思いやりある社会の実現に取り組んでいく。


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