【物 流】NX総合研究所と東京海洋大学 庫内作業計測などの共同研究開始

NX総合研究所は東京海洋大学と共同で、NX総合研究所が提供するサービス「ろじたん」と東京海洋大学・麻生敏正准教授の研究成果である「作業プローブシステム」を組み合わせ、倉庫内作業計測の自動化と次世代型改善事例データベースに関する研究を開始する。

NX総合研究所の既存技術である「ろじたん」は、倉庫内の作業時間を簡単にデータ化・分析できるサービスで、スマートフォンを使用し、作業実績を計測・可視化する。しかし、作業者自身が実行中の作業に該当するボタンを押下する必要があることから自動判定を望む声があった。

東京海洋大学・麻生准教授の研究開発成果である特許取得済みの「作業プローブシステム」は、作業者がスマートフォンを携帯するだけで、スマートフォンが有する各種センサーの値から、要素作業の判定を可能とする。

この「作業プローブシステム」を「ろじたん」に組み込むことで、作業者がスマートフォンを携帯するだけで、「ろじたん」だけでは取得できなかった、作業者の待機時間や歩行時間等、これまでよりも詳細な情報の取得を可能にする。

共同研究では両者の要素技術を組み合わせることで、計測の手間を最小化し、現場でより使いやすい作業実績計測と可視化を実現する。作業実績計測データを元に、次世代型改善事例データベースの構築にも取り組み、将来的には、蓄積された事例データから、倉庫内業務等について労働改善や生産性改善へ向けたアドバイスも可能な次世代型改善システムの開発を目指していく。


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