【物 流】セイノーHD 島根県雲南市、エアロネクストと新スマート物流に向け連携

セイノーホールディングス(セイノーHD)と島根県雲南市、エアロネクストは企業と地域の協働による社会課題解決・新たな価値創造を目指す企業チャレンジとして、ドローンを含む次世代高度技術活用により地域課題の解決に貢献する新スマート物流(※)の構築に向けた連携協定を締結した。

この協定は相互の連携・協力により、雲南市がめざす「安全・安心」「活力と賑わい」「健康長寿・生涯現役」の実現に向けたもので、地域自主組織や地元事業者と連携したドローン配送実証実験を含む次世代高度技術の活用により新しい物流のビジネスモデル構築を行うことを目的としている。

小規模な集落が広く点在した雲南市は商店や飲食店も少なく、また人口の約40%を高齢者が占めており、日常の買い物をはじめとした生活利便性の維持が求められている。運送業界では人手不足や採算性から特に過疎地域における配送維持が課題となっている。

今回の連携では、ラストワンマイルの輸送手段にドローン配送を組み込み、地上輸送とドローン配送を連結、融合する新スマート物流システムの導入により、買い物代行や災害時支援、医薬品配送、共同配送や貨客混載等を行う仕組みをつくり、課題の解決を目指していく。

3者が相互に連携、協力し、市の課題や市民のニーズに沿って、ドローンを含む次世代高度技術の活用による、地域雇用および人材教育・人材育成・産業基盤整備、持続可能な地域交通・物流の確保と住みやすい環境づくり、地域防災や地域の脱炭素化への貢献および新しい社会インフラの整備を推進することで、雲南市における地域の活性化に貢献していく。


※ 新スマート物流

物流業界が共通に抱える人手不足、環境・エネルギー問題、DX化対応、等の課題を、デジタルやテクノロジーを活用しながら解を探究し、人々の生活に欠かせない生活基盤である物流を将来にわたって持続可能にするための官民での取り組み。ラストワンマイルの共同配送、陸送・空送のベストミックス、貨客混載、自動化技術、等々、業界内外の壁を越えたオープンパブリックプラットフォーム(O.P.P.)による共創で実現を目指す。


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