【物　流】スカイドライブ　送電鉄塔３基分の塗料を物流ドローンで運搬

スカイドライブは中電工業と共同で、中国電力ネットワークが保有する送電鉄塔の塗装工事において、送電鉄塔３基分の塗料を物流ドローン「ＳｋｙＬｉｆｔ」で運搬した。

電力会社は送電鉄塔の塗装工事の際に、工具や塗料などの資機材を小型トラック等により運搬しているが、送電鉄塔の７割程度が山間部に立地していることから、山間部の現場は車両の通行が難しいため、ほとんどのケースは、作業員自らが山道を複数回往復し資機材を運搬していた。

中電工業はスカイドライブの物流ドローン『ＳｋｙＬｉｆｔ』を山地の送電設備メンテナンス工事に活用することで、作業員の過酷な労働環境の改善や、厳しい環境下での安全確保、運搬人工の削減などの効率化を実現できると考え、導入に至った。今回の飛行は、２０２２年７月２６日～８月１０日のうち５日間行い、計１０２フライト、総運搬重量１．６トンにのぼった。

スカイドライブは今後、中電工業の自社内オペレーター育成を行うほか、１日あたりの運搬物量や使用頻度の向上、トータルコストの低減等を行っていく予定としており、中電工業では中電工業が塗装工事を施工している全国の電力会社向けにドローンを展開し、自社の業務効率化だけでなく、この技術を生かした地域社会への貢献という視点で取り組みを展開することを目指していく。

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