【流 通】竹中工務店と竹本油脂 「高流動・低収縮コンクリート」を開発

竹中工務店と竹本油脂は共同で、美観維持と耐久性向上に加えて高い流動性を備えた「高流動・低収縮コンクリート」を開発した。これを「竹中大工道具館収蔵庫建替」工事に初適用し、竣工後1年を経てもコンクリート表面が美観を維持していることを確認した。

「高流動・低収縮コンクリート」(特許出願済)は2007年に両社で開発した「低収縮コンクリート」(適用実績:400件以上)に、新開発の高性能AE減水剤(※)を用いて改良した。従来の「低収縮コンクリート」の持つ美観維持に優れ、耐久性が高いといった特徴に、新たに高い流動性を付与しました。これにより打設する際の作業を容易とし、施工性を大きく改善した。

コンクリートは砂や砂利、水をセメントで固めて作るため、水分の蒸発に伴う収縮によって表面に微細なひび割れが発生することがある。水量を減らせば乾燥に伴うひび割れは低減する一方で流動性が損なわれるため施工しづらくなるという課題があった。

地球環境保全の観点から、建築物の品質や長寿命化への関心が高まっている。また建設業界においては施工省人化や将来の技能熟練工不足への対応も求められている。竹中工務店は今後、こうした社会の要請や変化に応えるべく、建物の美観維持・耐久性向上および施工性に優れる「高流動・低収縮コンクリート」を積極的に適用していく。


※ 高性能AE減水剤

水およびコンクリートに特別の性質を与えるために必要に応じて加える混和材料。今回、材料分離抵抗性能を有する一液ハイブリッド型の新高性能AE減水剤を新たに開発した


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