【物 流】全ト協 令和4年秋の全国交通安全運動の実施を決定

全日本トラック協会(全ト協)は中央交通安全対策会議交通対策本部が決定した令和4年度の秋の全国交通安全運動推進要綱と国土交通省が策定した実施計画に基づいて、各都道府県トラック協会に事前の準備を働きかけるとともに、期間中における運動の効果的な実施を呼びかけた。

全国交通安全運動の実施期間は2022年9月21日~30日で、全ト協が作成した「飲酒運転防止対策マニュアル」を活用した飲酒運転防止を徹底する「飲酒運転の根絶」が最重点推進項目として推進する。また事業トラックの死傷事故の約半数占め、高速道路では約6割を占める「追突事故」と、事業用トラックが第一当事者となる死亡・重症事故の約4割強を占める「交差点事故」を防止するために、全国での事故防止セミナーの開催や事故防止に有効な安全装置の普及などによって追突事故や交差点における事故防止の徹底を図る。

その他、重点推進項目として全ト協制作の「トレーラハンドブック」や「鉄鋼輸送に携わるプロ運転者・管理者用ガイドブック」などを活用してトレーラ事故の防止を図ることや、過労運転などの防止のために、休憩や睡眠の時間が十分確保されるような勤務時間・乗務時間を定めること、運行管理者には適切な運行指示書の作成や運転者の健康状態の確認を徹底することとしている。


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