【アジア】カネカメディカルベトナム 医療用カテーテルの生産能力を増強
カネカのグループ会社カネカメディカルベトナムは、医療用カテーテルの生産能力を3倍にした新工場を2022年8月に完工した。
カネカは心臓・末梢血管疾患および脳血管疾患の治療デバイスである血管内治療用カテーテルや、消化管がん(※)の治療に用いる消化器用医療機器、不整脈検査用の電極カテーテルなどの医療用カテーテルを、日本とベトナムで生産している。今回、グローバルに拡大する旺盛な需要に応えるために、約10億円を投資し、生産能力を従来の約3倍に増強した。
先進国を中心に高齢化が進行し、三大疾病(心疾患、脳疾患、がん)の患者数が増加している。医療用カテーテルを用いた手術は、患者への負担が少ない治療法(低侵襲な治療法)であることから、グローバルに市場規模が拡大している。カネカメディカルベトナムは2022年に操業15周年を迎え、カネカのカテーテル製造の中核工場としての機能をさらに強化していく。
※ 消化管がん
食道、胃、小腸、大腸などの消化管に発生するがん
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