【環 境】ENEOS 廃潤滑油の材料リサイクルプロセス構築の実証実験

ENEOSが提案した「廃潤滑油を活用した潤滑油ベースオイルへの再生プロセス構築」が、環境省の公募事業「脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」に採択された。

現在、国内の廃潤滑油の多くは、CO2排出を伴うサーマルリサイクルがなされているが、廃潤滑油を潤滑油製品の主要基材であるベースオイルとしてマテリアルリサイクルすることができれば、潤滑油のライフサイクル全体で排出するCO2を削減することができる。さらに、廃潤滑油のマテリアルリサイクルはベースオイルの安定供給にも寄与する。

実証事業では国内における廃潤滑油の再生プロセス構築に向けて、2022年度から2年間かけて、廃潤滑油回収システムの方針策定(回収チャネルごとの廃油性状確認を含む)と再生ベースオイル精製技術の確立の2点の技術検証に取り組み、早期の事業化を目指していく。


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