【物 流】ユーピーアール 追跡ソリューションにて長期間稼働に対応する端末を追加

ユーピーアールは同社が提供するモノならなんでも追跡ソリューション「なんつい」端末のラインナップに、アルプスアルパインの物流トラッカーを新たに追加した。

「なんつい」は携帯GPS端末を利用した位置情報サービスで、車両や物流機器に専用端末を取り付けることで位置の管理ができる。温度センサー付の端末もあり、食品・医薬品など、常に状態管理が求められる物品の輸送中の温度と位置をWeb上で確認することもできる。

従来ラインナップでは、貨物の位置情報を取得・送信する端末の電池寿命が1カ月程度とメンテナンス負荷が大きく、長期にわたり活用されるパレットの追跡が困難であるなどの課題があった。今回、多方面での用途の対応を目的として、アルプスアルパインの物流トラッカーをラインナップに追加し、SigfoxのLPWA(Low Power Wide Area)と、Wi-Fi測位技術を組み合わせることで、低コスト・低消費電力ながら屋内外でシームレスに精度50mほどの位置測位を可能とした。また、独自のセンサアルゴリズムにより位置情報の発信頻度を最適化することで、無充電で長期間の稼働を実現した。

これらの機能により、パレットやカゴ車の流出先、滞留先、および流出先までの移動履歴が長期間にわたりメンテナンス不要で追跡可能となる。流出原因の可視化により、適切な対応策の検討・実行を可能とし、資産である物流機器の紛失防止に役立てることができる。


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